2017年1月6日金曜日

新年の初仕事。昨年から少しずつ改良を加えていたストラドと、カノンモデルが白木で完成しました。
カノンのほうは、言わずと知れた板厚のある楽器で、この厚みのある板を振動させるのは難しいと思うのですが、今回初めてトライしました。カノンの表板は、昨年お亡くなりになった職人さんから、昔譲っていただいたもので、かなりの年数が経っています。私たち夫婦にとって、憧れの存在であったその職人さんですが、「君たちには君たち自身の、すごくいい楽器が作れると思うよ!」と、いつも言ってくださっていました。その方が亡くなったあとも、私たちは健康で仕事を続けられているわけですから、その分、しっかり頑張ろうと思います。
ストラドのほうは、2015年に完成していたものでしたが、表板が割り材でかなりしっかりしているので、もう少し柔軟にしようと思い、一度はがして厚みを変え、バスバーも取り付けなおしました。